400Lクラスの冷蔵庫、停電で何時間もつ?家族4人は500Wh/600Whで足りるか【現実解】

停電時の在宅避難で使うポータブル電源と、冷蔵庫・Wi-Fi・照明・スマホの電力量イメージ 停電対策

先に結論(要点3つ)

  • 500〜600Whが初動3〜12時間の“現実解”。丸1日は1kWh級+併用電源が必要。
  • 稼働時間は (容量Wh × 有効率) ÷ (平均W × 負荷係数) で概算。保守/楽観の2レンジで提示。
  • 定格出力の余裕・純正弦波・保冷テクの併用で“持ち”が安定する。

稼働時間の目安(400L・300〜400kWh/年のファミリー機を想定)

  • 500Wh約5.9〜7.9h(保守)/約9.3〜12.4h(楽観)
  • 600Wh約7.1〜9.4h(保守)/約11.2〜14.9h(楽観)

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うちの冷蔵庫、平均Wは?(年間消費電力量→平均W)

:平均W ≒ (年間消費電力量[kWh/年] × 1000) ÷ 365 ÷ 24

例(400L帯)

  • 300kWh/年 → 平均 約34W
  • 350kWh/年 → 平均 約40W
  • 400kWh/年 → 平均 約46W

500Wh/600Whでの「稼働時間」早見表(冷蔵庫 目安 / 稼働時間 目安)

計算式(全記事共通)
稼働時間(目安) ≒ (容量Wh × 有効率) ÷ (平均W × 負荷係数)

  • 保守:有効率0.7、負荷係数1.3
  • 楽観:有効率0.85、負荷係数1.0

以下は“冷蔵庫の稼働時間目安”表です。

年間消費電力量平均W500Wh(保守→楽観)600Wh(保守→楽観)
300kWh/年≈34.2W7.9h → 12.4h9.4h → 14.9h
350kWh/年≈40.0W6.7h → 10.6h8.1h → 12.8h
400kWh/年≈45.7W5.9h → 9.3h7.1h → 11.2h
冷蔵庫の稼働時間の目安(200–600Wh)

よくある落とし穴と回避策

  • 定格出力不足で起動しない → 定格余裕+純正弦波
  • 充電が追いつかない → 普段から満充電車載充電の手順を決める
  • 庫内がスカスカで温度上昇 → 保冷剤・凍らせたペットボトルで“熱容量”を増やす

丸1日を狙うなら(選択肢)

1kWh級+ソーラー/エンジン発電機/間欠通電の計画運転
※本記事は初動3〜12時間の“現実解”にフォーカス。長期停電は別記事で詳述。


次のアクション


FAQ

500Whと600Whの“体感差”は?
保守レンジで約1〜1.5時間。心理的余裕は大きい。

電子レンジやケトルも同じ電源で?
用途が違うため分離運用が安全。冷蔵庫延命用と高出力家電は設計を分ける

夏と冬で持ち時間は変わる?
室温・開閉回数・庫内量で1〜3割変動し得ます。

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医療に関する内容は一般的な情報であり、医療的助言ではありません。 医療機器の選定・運用・停電時の対応は、主治医・訪問看護・機器提供会社の指示に従ってください。 UPSの切替時間(ms=ミリ秒)やDC直結の可否は必ず公式仕様をご確認ください。

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市販ポータブル電源の「UPS/EPS/バススルー」は多くが瞬断(数十ミリ秒程度)を前提としており、無瞬断を保証するものではありません。機器によっては再起動・誤作動・故障のリスクがあります。生命維持・治療継続が必要な機器については、メーカーが案内する純正または推奨の外部電源・バッテリー・無停電電源構成の利用を検討してください。

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